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【必読】不動産売却の全体像:何から始める? 初めてでも失敗しない進め方

「そろそろマイホームを売りたいけど、私たちの住む練馬区・板橋区・和光市って、相場はどうなんだろう?」「本当に高く売れるのかな…」

初めての不動産売却に、そんな漠然とした不安を抱えていませんか?多くの人にとって、不動産の売却は人生でそう何度も経験することではありません。だからこそ、何から始めればいいか分からず、立ち止まってしまうケースが少なくありません

でもご安心ください。不動産売却は、正しい知識を持ってステップを踏んで進めていけば、決して難しいものではありません。この記事では、不動産売却の全体像を7つのステップに分けて、初心者でも騙されず、失敗しないための進め方をわかりやすく解説します。この記事を読み終える頃には、あなたの不動産売却への不安は解消され、具体的な行動へと移せるようになっているはずです。

ステップ1:売却の目的と計画を立てる

不動産売却を始める前に、まず「なぜ、いつまでに売るのか?」を明確にすることが、成功への第一歩です。目的や時期が曖昧なまま進めると、後で損をしたり、後悔する可能性が高まります。
特に住み替えの場合、「売却を先行させるか」「購入を先行させるか」という重要な選択があります。それぞれのメリット・デメリットを理解し、ご自身の状況に合わせて慎重に検討しましょう。

  メリット メリット
売却先行

■ 売却額が確定し、資金計画が立てやすい
■ 予算に合わせて無理なく購入できる
■ 売却を優先でき、条件に納得して進めやすい
■ ローン残債を確実に返済でき安心

■ 仮住まいや2度の引っ越しが必要になることも
■ 仮住まいや引っ越し費用など余計な負担
■ 希望の住み替え先がすぐ見つからないリスク
■ タイミング次第で生活が一時的に不安定に

購入先行

■ 仮住まい不要でスムーズに住み替え
■ 新居をじっくり選べる
■ 学校や通勤など生活環境を優先できる
■ 空き家で売却でき、内覧対応もしやすい

■ 一時的にローン二重払いのリスク
■ 売却が遅れると資金繰りが厳しい
■ 急いで売り、価格を妥協する可能性
■ 市場次第で想定より安く売れるリスク

ステップ2:査定依頼で信頼できる担当者を探す

不動産売却において、最も重要なのは「どの会社に依頼するか」ではなく、「どの担当者に任せるか」です。あなたの物件がどれだけ魅力的に購入検討者に伝わるか、そして売却を成功に導けるかは、担当者の力量にかかっているからです。

大手と地元の不動産会社、それぞれの強みと弱みを知る

大手不動産会社と地元の不動産会社には、それぞれにメリットとデメリットがあります。あなたの物件や希望に合った担当者を見つけるために、まずはそれぞれの特徴を把握しましょう。

  大手不動産会社 地元の不動産会社
メリット

■ 全国的なブランド力と安心感
■ 豊富な顧客データベースとネットワーク
■ ルール化されたマニュアル対応

■ 地域密着の深い知識と情報網
■ 個別の物件に注力した売却活動
■ 小回りが利き、柔軟な対応が期待できる

デメリット

■ 全国的なブランド力と安心感
■ 豊富な顧客データベースとネットワーク
■ ルール化されたマニュアル対応

■ 古い体質でITを活用した集客が弱い場合がある
■ 賃貸を主にしており、売却の知見が少なく、スムーズに進まない可能性がある

ステップ3:信頼できる担当者と媒介契約を結ぶ

査定額や担当者の対応などを比較し、「この人なら任せたい!」と思える担当者が見つかったら、媒介契約を結びます。媒介契約とは、不動産会社に売却活動を依頼するための契約です。

媒介契約の種類と特徴

媒介契約には、主に3つの種類があります。それぞれの特徴を理解し、ご自身の売却プランに合った契約を選びましょう。

  専属専任媒介契約 専任媒介契約 一般媒介契約
依頼できる会社数

1社のみ

1社のみ

複数社

自己発見取引 不可 可能 可能
状況報告義務

1週間に1回以上

2週間に1回以上

なし

指定流通機構
(レインズ)への登録

契約から5日以内

契約から7日以内

任意

※「自己発見取引」とは、売主ご自身で買主を見つけて直接契約することをいいます。

ステップ4:売却活動を開始する

媒介契約を結んだら、いよいよ本格的な売却活動がスタートします。あなたの担当者が主体となって、あなたの物件をアピールしていきます。

成功するための内覧対策

内覧は、買主が購入を決断する上で非常に重要なプロセスです。「この物件に住みたい!」と思ってもらうために、以下のポイントを実践しましょう。

  • 第一印象を良くする: 室内をきれいに掃除し、明るく清潔な印象を与える。
  • 水回りを徹底的に磨く: キッチン、バスルーム、トイレなど、水回りは特に丁寧に掃除しておく。
  • 不要な荷物を減らす: 部屋が広く見えるように、できるだけ物を減らしておく。
  • 当日は明るく対応: 買主の質問には丁寧に答え、物件の魅力をしっかり伝える。

ステップ5:売買契約を結ぶ

買主が見つかり、価格や引き渡し時期などの条件に合意すると、いよいよ不動産売買契約を結びます。

重要なチェックポイント

  • 重要事項説明書の内容確認: 宅地建物取引士が、物件に関する重要な事項(登記情報、法令上の制限、契約解除の条件など)を説明します。分からないことがあれば、遠慮なく質問しましょう。
  • 手付金の授受: 買主から売主へ、売買価格の5〜10%程度の手付金が支払われるのが一般的です。

契約書に署名・押印し、手付金を受け取れば、契約は成立です。しかし、この段階ではまだ売却は完了していません。

ステップ6:決済と引き渡し

売買契約が成立したら、残代金の受領と物件の引き渡しを行います。これを「決済」と呼びます。

決済当日の流れ

決済当日の流れを事前に把握しておけば、当日も安心して臨めます。

  1. 金融機関に集合: 買主がローンを組んでいる場合、買主が利用する金融機関で手続きを行います。
  2. 残代金の受領: 買主から売買代金の残りが支払われます。
  3. 諸費用の精算: 固定資産税や管理費など、引き渡し日を境に日割りで精算します。
  4. 鍵の引き渡し: 買主に物件の鍵を渡します。
  5. 所有権移転登記: 司法書士が法務局で所有権移転登記の手続きを行います。

この日、売主は物件の所有権を正式に買主に移転します。

ステップ7:売却後の確定申告と税金の支払い

不動産を売却して利益(譲渡所得)が出た場合、翌年に確定申告と税金の支払いが必要になります。

税金の種類と特例

  • 譲渡所得税: 不動産を売却した際に得た利益(譲渡所得)に対してかかる税金です。所有期間が5年超か5年以下かで税率が大きく異なります。
  • 印紙税: 不動産売買契約書に貼る印紙代です。

「3,000万円特別控除」や「買い替え特例」など、税金を軽減できる特例もあります。これらの特例を適用するには条件があるため、不動産会社や税理士に相談することをおすすめします。

参考リンク(国税庁公式サイト)

国税庁「No.3302 マイホームを売ったときの特例」

国税庁「No.3355 特定のマイホームを買い換えたときの特例」

国税庁「No.1440 譲渡所得(土地や建物を譲渡したとき)」

【まとめ】初めてでも安心! 不動産売却の全体像

不動産売却を成功させるには、目的と時期をはっきりさせることから始まり、信頼できる担当者と出会い、媒介契約を結ぶことが大切です。その後は、内覧に向けた準備を整え、売買契約をきちんと確認し、決済・引き渡しをスムーズに進めていきましょう。売却後の税金についても、早めに専門家へ相談しておくと安心です。

大切なのは、一つひとつのステップを丁寧に進めること。そうすれば初めてでも不安なく、安心して売却を終えることができます。もし迷ったら、信頼できる担当者に相談しながら進めてください。

山口 翔太
宅地建物取引士/AFP/相続診断士
山口 翔太 Yamaguchi shota

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