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任意売却

【任意売却】任意売却とは?メリット・デメリットと解決への第一歩

「返済が遅れ始めた」「督促状が届いた」。そんなとき放置はNGです。競売に進む前でも、まだ選べる現実的な道があります。それが任意売却。

この記事では、任意売却が必要になるタイミング(期限の利益の喪失→一括請求→代位弁済)と、競売に移る前に取れる具体的な行動を、実情に合わせて解説します。準備物(通知の写真/ローン残高)を揃えたら、専門家への相談をご検討ください。

任意売却とは?——「競売の前に、売主が主体で市場で売る」方法

任意売却は、住宅ローンの残債があっても、債権者(金融機関・保証会社など)の同意を得て、通常の不動産市場で売却する方法です。

ポイントは「裁判所による強制売却(競売)に進む前に、あなた(売主)が仲介会社を選び、販売計画や条件交渉を主導できる」こと。もっと具体的に言うと、


できること(任意売却)

 ・価格の決め方を債権者とすり合わせ、市場価格に近い水準で売り出せる
 ・引渡し時期・内見方法・広告露出の度合いなどを事情に合わせて調整できる
 ・売主に配慮した「静かな販売」がしやすい

できないこと(競売)

 ・裁判所主導で手続きが進み、価格は入札で決まりやすく下振れしがち
 ・売主が売り方や時期を細かく選べない

いつ「任意売却」を検討する?タイミングをやさしく解説

押さえておきたい用語の解説

 ・期限の利益 = 「毎月の分割払いでOK」という権利
 ・期限の利益の喪失 = その権利を失い、残り全額の一括返済を求められること

進み方(目安|契約・金融機関で前後します)

0〜2か月:支払い遅延

 ・電話・はがきで督促
 ・条件変更の相談もしやすい段階

約3か月:強めの通知(催告書など)

 ・「このままだと期限の利益を失う」という予告
 ・黄色信号

3〜6か月:期限の利益の喪失

 ・一括請求に切り替わり、保証会社の代位弁済(肩代わり)
 ・債権者が変わる→競売準備が見えてくる
 ・赤信号

その後:競売手続

 ・入札の約2週間前に公告が出て、入札→開札へ
 ・ここまで来ると時間的余裕がない

結論

迷ったら「即相談」をしましょう。書面(通知名と日付)を確認し、次のチェックへ。

今どの段階?30秒セルフチェック

A:督促(電話・はがき)が来た
 → 分割継続や条件変更の余地あり。放置せず即相談。

B:「催告書」等の強め通知を受け取った
 → 黄色信号。任意売却の準備と条件変更の打診を同時並行で。

C:「期限の利益喪失」通知が来た
 → 赤信号。代位弁済→競売準備に入る前提で、任意売却を現実解として本格着手。

D:裁判所の競売公告を見た/届いた
 → 入札までわずか。極めて厳しい状況ですが、入札前に「申込→契約→債権者承諾」まで完了できれば可能性はゼロではありません。ただし成立率は大きく下がります。

任意売却のメリット

① 市場価格に近づけやすい

・競売は”確実に売り切る”ため下がりやすい一方、任意売却は通常の仲介市場に乗せられ、残債を圧縮しやすい(個別差あり)。

条件の柔軟性

 ・引渡し時期・内見方法・広告露出を生活に合わせて調整可能。近隣に配慮した静かな販売もしやすい。

買い手の裾野が広い

 ・住宅ローンを使う実際に住む予定の一般の買い手にも広くアプローチできる。

任意売却のデメリット・注意点(誤解しやすい点も整理)

① 残債が残ることがある

・売却代金で完済できない場合、不足分の分割返済などを債権者と協議。

信用情報の正しい理解

 ・「ブラックリスト」という名簿はありません。登録されるのは延滞などの事実で、任意売却という「方法」自体が登録理由ではありません。

時間との勝負

 ・競売の時計は止まりません。入札前に「価格合意→承諾→契約→決済」まで詰めるため、初動の早さが成立率を左右します。

窓口が変わる場合がある

 ・代位弁済後は保証会社やサービサーが交渉窓口になります。フラット35等は機構の確認プロセスに沿う必要があるので注意が必要。

引越し費用は原則自己負担

 ・債権者との協議で売却代金から一定額が配慮される例も極めて稀にありますが、これは例外中の例外です。基本的には自己資金での準備が必要と考えてください。

税金の滞納がある場合は要注意

 ・固定資産税などの滞納で差押えがあると、抵当権より優先されるケースがあり、手続きが複雑化します。早めの申告が重要です。

共有名義の場合

 ・共有者全員の同意が必要です。配偶者や親族が共有者の場合、事前に話し合いが必須となります。

実務フロー

① 初回相談(匿名OK)

・通知の種類・日付、滞納回数、差押え(税など)の有無を確認し、期限から逆算したスケジュールを作成。

価格試算と方針決定

 ・査定→債権者に価格案を提示し、承認された売出価格で販売。未承認価格は抵当権抹消に応じられない場合があるため、価格決定の順序がとても重要

販売(露出コントロール)

 ・近隣配慮が必要な場合は、紹介→限定公開→一般公開の順に露出を段階設計。

債権者協議・承諾→売買契約

 ・配分案(残債・諸費用)を詰め、抵当権抹消の承諾を取得。

決済・引渡し→残債の取り決め

 ・不足分は現実的な分割計画で合意。生活再建は東京都の生活再生相談や法テラスなどの公的窓口も併用。

競売と任意売却のちがい(要点まとめ)

 

任意売却

競売

進め方

当事者主体

裁判所主導

価格感

市場価格に近づけやすい

下振れしやすい

生活設計

時期交渉・露出配慮が可能

ルール優先

期限感

競売前に決着させる意識が大切

入札約2週間前に公告→入札→開札

今日からできる”第一歩”(チェックリスト)

以下の2点があれば、債権者(金融機関・保証会社・機構/サービサー)への打診まで最短で入れます。

① 届いた書面の写真

・催告書/喪失通知/公告など、書面名と日付が見えるように撮影

住宅ローン残高がわかる明細

フラット35等は申出→価格確認→販売という手順が定められているため、段取りが命です。

相談先を選ぶ際の注意点

残念ながら、任意売却を扱う業者の中には不適切な対応をする業者も存在します。以下の点に注意してください。
 ・高額な手数料を請求する業者(仲介手数料は法定上限あり)
 ・「必ず引越し費用が出る」など根拠のない断定をする業者
 ・契約を急かす、他社との比較を嫌がる業者
 ・宅建業免許の有無を確認できない業者

信頼できる相談先かどうか、複数の視点で確認することをお勧めします。

よくある質問

Q1:任意売却はいつまで間に合いますか?
A: 実務的には入札前に「申込→契約→債権者承諾」までを完了させる前提で動きます。段階が進むほど成立率は下がりますので、早期の相談が重要です。
 ・A段階(督促):成立率高い
 ・B段階(催告書):まだ十分可能
 ・C段階(喪失通知):スピード勝負
 ・D段階(競売公告):極めて困難だが可能性はゼロではない

Q2:「ブラックリスト」に載りますか?
A: その名簿はありません。登録されるのは延滞などの客観的事実で、任意売却という「方法」自体が理由ではありません。

Q3:引越し費用は出ますか?
A: 原則として出ません。**極めて稀に、債権者との協議で売却代金から配分が認められる例もありますが、これは例外中の例外です。自己資金での準備を前提にお考えください。

Q4:税金を滞納していますが任意売却できますか?
A:  可能ですが、差押えの状況によっては手続きが複雑化します。早めに正確な状況を伝えることが重要です。

さいごに—「生活を守る売り方」を

任意売却は、単なる売買ではなく生活の立て直しのプロジェクトです。

成増(練馬区・板橋区・和光市)は実需が厚い住宅エリアです。駅・路線の強みを活かし、露出を抑えた販売とスピードで、競売に先んじて選択肢を広げましょう。

今、あなたができること

「通知の写真」と「残高明細」だけでOK。

段階が早ければ早いほど、選べる選択肢は広がります。A・B段階なら十分な時間があります。C段階でもまだ間に合います。D段階でも可能性はゼロではありません。

一人で抱え込まず、まずは現状を整理することから始めましょう。

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